武層動伝デコード(私家版)



さて、今回は武層動伝って何だろう?というお話。


先に答えを書きますと


キャラ名対応意味
エトナース真空仏教の真理(真如)≒梵に対応
BWヒッグスSヒッグス粒子ヒッグス場を構成する粒子、場に戻る際、2つの光に崩壊する
竜頭ダビル弱い力クオークを変質させる力
お守りバリオン(クオーク3つのハドロン)クオークでできていて、弱い力で変質する
ものちょろめ助メソン(中間子、クオーク2つのハドロン)アップクオークと反ダウンクオークでできていて変質しない
かなと思っております
武層動伝のお話はおそらく ヒッグス粒子が崩壊して光を2個放出し 真空に帰るお話で、
光1=見える光=スーパーゼウス 光2=見えない光=ブラックゼウス をかなと推察しております。
前回の考察で、曼聖羅がひかりかな?としていたのですが 曼聖羅にあたるエトナースは真如=真空ということで どうも源層界がらみの歴々をひかり属性としたほうが合う気がしてきました。
というところなのですが、これだけだとなんのことやら、だと思いますので、 それぞれの説明に移りたいと思います。
1)真如エトナース エトナースさんは真空を意味するものと思われます。 仏教でいうところの空です。色即是空の空。 「真空」というと「何もない」を想像するかと思いますが 実は真空は物凄くいろいろなものが詰まった状態であり 冷えて安定した粒子の宝庫です。エネルギーは無限大。 何もない様に感じるのは、冷えて固まっているからで、 粒子加速器等で、宇宙開闢の頃の温度にあげてやると 沸騰し粒子として観測できます。最近出てきたヒッグス粒子もそのひとつです。
均一で透明な氷の中に映像を投影しているような状態 をイメージすると、わかりやすいかもしれません。

では、なぜエトナースが真空なのか、ですが 真空は仏教でいう空です。色即是空空即是色の空。 この仏教で言う空も何もないではなく真理のある状態で、現代の真空の定義とよく符合します。(※注:超ザックリ書いてます) この真理を別の言葉で表したのが真如です。 そして、真如とは梵であり、宇宙そのものです。
梵が曼聖羅起源となり、 真空(場そのもの)が真女でなく真如である由縁となります。
コレだけだとこじつけでないかといわれそうですが ヒッグス粒子は、冷えて真空に戻る際、光子を二つ残します。 これが、ヒッグスとエトナースの聖合のイメージで 残る2つの光が…(前記)でないかなと考えていたりいたします。
ただ、エトナース自体は超聖使なので、世界の一部かなという気もします。
2)BWヒッグズS いわずもがなヒッグス粒子の事だと思いますが、 このヒッグス粒子、現代の冷えた宇宙では真空の中で安定していて 粒子群≒ヒッグス場として物質に影響しています。 いわば舞台として存在しているわけですが、 ヒッグスは聖子→超聖士であり、いわば役者側です。 そうすると超聖神(多分世界そのもの)に何かが作用してでてきたのかな? という気がしてきますが、このへんは語られていなかった気がするので ひとまず置いておくとしまして、(どこかにあれば教えてください)
粒子加速器で加熱してでてきたヒッグスさんは、 すぐに崩壊していろいろなものを残します。 その内の ・光を2つ残す ・3つのボソンが発生し3つのウィークボソンW+・W−・Zにとりこまれる。 がポイントかなと思われます。 それ以外の諸々は、ひとまず聖魔守に影響を与える位に受け取っています。
・光を2つ残す は前述の通りで、 ・3つのボソンが3つのウィークボソンW+・W−・Zにとりこまれる。 は龍頭ダビルに続きます。
3)龍頭ダビル おそらく4つの力のひとつ「弱い力」です。 弱い力を伝える粒子といった方が良いかもしれません。
この粒子が前記の「ウイークボソン」です。力を伝える粒子なのですが、質量を持ちます。
これはヒッグス粒子が崩壊する際に出る南部・ゴールドストンボソン を捕まえるため(というかそう考えるとつじつまが合う)らしく 龍頭ダビルの裏でヒッグスを捕まえているのはそのイメージなのかもしれません。 そう考えるとヒッグス魔守、JOKO、グランスが3つの南部・ゴールドストンボソンなのか? とも考えられてしまいますが、わからないのでこちらは置いておくとします(そしてこれは多分違います)
閑話休題
この粒子ですが、大きな質量を持つため、近距離にしか影響できません。 質量があるため大きく動けない、すぐに崩壊する が竜頭蛇尾のイメージにつながり、龍頭ダビルになったものと想像しています。 (そこからも読み取れるという意味です) 絵的にはW+ボソン、W-ボソン、Zボソン(ゼウスボソン?) なイメージもあるかもしれませんが蛇足です。(蛇だけに)

さて(笑)、 話しを戻しまして、「弱い力」とはなんぞや、ですが これは、物質の素であるクオークに作用する力で アップクオークをダウンクオークに ダウンクオークをアップクオークに入れ替えます。 これがお守り変質の話につながります。
ということで次、相対性シールのお話。
4)お守り、天守と魔守(ものちょろめを除く) お守りはおそらくハドロンです。 そのうちの天守と魔守がある方(つまりものちょろめ助以外)はバリオンと思われます。 陽子や中性子というとわかりやすいかもしれません。
バリオンは3つのクオークでできていまして、 陽子はアップクオーク2つとダウンクオーク1つ(uud) 中性子はアップクオーク1つとダウンクオーク2つ(udd) でできています。 中性子(udd)に弱い力(ダビル)が作用しますと 陽子(uud)に変質し、電子を出しまして、 これが天守と魔守、飛躍するならば、 電荷+=天使よりの状態、電荷−=悪魔よりの状態、になるのではないかと思ったりしています。
電荷−は電子に限らず、反陽子電荷も−です。 タンゴ博士がかかわっていないらしい、31弾完結編を含めて良いか 考えるところではありますが、そう考えると、 某ソルさんと某反ソルさんの関係にもつながるのかなと思えます。

実際にはクォークは6種類あり、それぞれに反粒子が存在するので コレを天守/魔守の存在する6守に当てはめる事もできるのですが こちらは、ひとまずは、ものちょろめ助がいる事で否定してみました。
ということで、ものちょろめ助に続きます。
5)ものちょろめ助 おそらく「メソン」です。 メソンはクオーク2つで構成されたハドロンで「中間子」と呼ばれます。 おそらくアップクオーク(u)と"反"ダウンクオーク(d(dの上に横棒))の π中間子かなと見ています。アップクオーク=あがり目(白)、反ダウンクオーク=下がり目(黒)のイメージです。
これが複数クォークでできたハドロンなので、他のお守りもハドロンだろうと推察しています。
とりあえず、ソル(太陽)と反ソル(月)がついてるので クォークと反クォークの対なのは間違いないかなと思っています。
6)そのほか ひとまず、ものちょろめ助だけ中間子としてありますが、 実はワビットD守もD中間子2個でできた中間子ベースのお守りなのかもしれません。 そうすると、龍頭ダビル、トカゲノム守とすぐに崩壊して真空下に帰る粒子が エトナースの中にパーツを残しているのかな…?とも考えられますが そう考えると天守と魔守に変質するのがわからないため保留して夢想中です。
他にも、ストレンジクオークをはめた物質を考えてみたり、 お守りを強い力に当てはめて色荷を天守悪にはめる手もありますが、 あまりにややこしくなるのと、いまいちしっくりしないのでひとまず置いています
ということで、現在の自分のスタンスは 4つの力のうち「弱い力」「電磁力(光)」が出てきた状態で 「強い力」(グルーオン)と「重力子」(グラビトン)はまだ明示されていない という認識でいます。
まぁ強い力はクオークを結びつける、物質内にあって実質質量の98%を担うエネルギーの様ですので、 各キャラの中に理力としていたりするのかもしれませんけれども。
ということで、今回はここまでにしたいと思います。
<参考資料>
強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)

強い力と弱い力 ヒッグス粒子が宇宙にかけた魔法を解く (幻冬舎新書)

すごくいい本です。情報自体は目新しいものでもないのですが 話がすごく整理されてて、知ってはいるけど何のことやらだったあたりがよくわかります。

<おまけ> 相対性シールに3つ目の状態があるのをご存知でしょうか?




あ〜がり目(天守)




さ〜がり目(魔守)




くるっとまわって




エテ公の目







おあとがよろしいようでm(_ _)m



<おまけ2> パチッ