今回は武層動伝発売に先立ちまして
超聖神ってなんなの?ヒッグズーって何者?なお話しです。
ヒッグズーの元ネタとなっているヒッグス粒子ってなんなの?
というところから組み立ててゆきたいと思います。
…
さて、ヒッグズーの元になっているのがヒッグス粒子なのは異論ないと思いますので
ヒッグス粒子ってなに?から話をはじめたいと思います。
超ザックリ書きますので、詳しく知りたい方は量子論関係の記事をご覧ください。
最近世をにぎわせているヒッグス粒子ですが
簡単に言うと物質に質量を与える存在といわれています。
厳密には質量発生の一端をになっているにすぎない様ですが、
ややこしくなりますので、今回は、ヒッグス粒子=物質に質量を与えるもの、
として扱いたいと思います。
ヒッグス粒子は50年ほど前に存在を予言され、数年前に2012年に実験で確認できると予測されていました。
超聖神=ヒッグス場と考えると符号いく点がいくつかあり、
化生伝への登場はそれに合わせて企画されたとおもわれます。
というところで、話を
ヒッグス粒子が出てくると、物質が質量を持ちます。
にもどします。
物質が質量を持つとどうなるかと言いますと、
光速で動けなくなります。
ヒッグスが出てくるまでは光も物質も等しく光速で飛び回っていたのですが
ヒッグスが出てくる事で光速で動けなくなり、特定の場所にとどまる事ができるようになります。
逆に、光はヒッグス粒子の影響を受けないため常に光速で動く事しかできません。
まとめると、ヒッグスさんは、
光速で動く光と光速でうごけない物質を分ける存在ということになります。
これが素粒子論でいうところの電弱理論、電磁力(光)と弱い力(物質)の分化です。
(※話の組み立てのため、有質量=物質と記載してます。)
さて、ここでビックリマン世界に戻ってみますと
ヒッグズーさんは超聖神ではないかと目される存在です。
元ネタに照らしますと、ヒッグズーは光に値するなにかと物質に値する何かをわける存在ということになります。
旧の世界では、異聖メディアは超聖神に選ばれなかった存在であり、
聖神ナディアは超聖神に選ばれた存在で、それがもとでその後いざこざがあるわけですが
超聖神がヒッグズーであるとすると、
曼=超聖神に選ばれなかった=光速しか取れない
聖魔守=超聖神に選ばれた=質量を獲得した
となり
曼聖羅は光であり、
聖魔守は物質である。
という事になるのかもしれません。
ということで今回はここまで
ヒッグス粒子=ヒッグズーとすると、超聖神=ヒッグス場なのだから
ヒッグズー=超聖神ではないのではないか。とかありますが、次回以降に持ち越したいと思います。
余談になりますが、曼聖羅=光としますと、ヒカリ伝って、曼聖羅の物語であり
分化する前なので、聖魔守の元も混ざっていたということなのかもとか思ってしまいました。
曼聖羅が光ならば、名元の曼荼羅(中心は大日如来で他は如来の影であるという説もある)とも符合し
よく考えてるなぁと思ってしまったりするわけであります。
そして武層動伝の
曼=仏教モチーフ
聖魔守=蛇モチーフ
から、仏教Vs土着が見え隠れして、新作が楽しみだったりしています。
<参考文献>
※読んだ順に記載しています。
1)
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<蛇足>
書くのが遅れたひとつの理由として
当初、質量発生=重力発生と勘違いしていて、
重力の分化は一番最初だから4つの力への分化からやるのかな
天守悪曼を4つにあわせこむと…とか思っていたのですが。
実は違っていて組み立てなおしたからというのがあります。
3)を読んで勘違いに気づき、話を組み立てなおしたのですが、
重力は質量に紐づくのではなく、エネルギーに紐づいてるんですね。
とすると、光も引力持ってるって事で。考え出すと深いです。